番組内で最も大きな反響を呼んだのが、審査員を務める3人の発言とコメントの熱量です。それぞれの役割と視点は明確に分かれており、グループの総合プロデュース視点が随所に表れていました。
菊池風磨の審査コメントは、プロとしての覚悟と準備不足に対する厳しい指摘が際立ちました。2次審査で歌詞を覚えてこなかった候補生に対して発した「歌詞忘れてるようじゃ無理か」という一言は、SNS上で爆発的なミームとなる一方で、「10年以上アイドルを本気で続けてきた人間の重みがある」と多くの支持を集めました。生半可な気持ちで応募してきた者を瞬時に見抜くリアリズムが菊池の軸でした。
一方、佐藤勝利と松島聡の審査基準は、情緒面と表現力のコアに深く根ざしていました。佐藤勝利は「Sexy Zoneが歩んできたストーリーに対するリスペクト」や「表現に対する真摯な美意識」を重んじ、グループの精神的支柱としての基準を崩しませんでした。松島聡は、自身がダンスや表現で苦心してきた経験を踏まえ、候補生のメンタルケアに配慮しつつも、集団パフォーマンスにおける協調性やリズム感、ステージ上での華やかさを極めて冷静に評価していました。