最高裁判所が公表する司法統計(婚姻関係事件における申立人の動機別割合)において、妻側が申し立てる離婚理由の中で「親族との折り合いが悪い」という項目は常に上位に食い込んでいます。実際の離婚相談現場を取材すると、この親族トラブルの中核に親離れできない夫と過干渉な義母の共依存関係が横たわっているケースが非常に多く見られます。
公的なマザコン 離婚率 統計として「マザコン」単独の分類は存在しないものの、離婚実務を担う弁護士やカウンセラーへの聞き取りでは、義実家問題が深刻化して別居に至った夫婦の7割以上が最終的に離婚へ至るという厳しい推移が浮き彫りになっています。なぜこれほどまでに高い確率で家庭崩壊へと向かうのか、その根底には「夫婦の境界線(バウンダリー)」が完全に崩壊しているという構造的問題が存在します。
妻側から見たマザコン夫の離婚理由の典型例は、単なる「お母さん好き」のレベルを遥かに超えています。新居の場所選びや子どもの名付け、日々の家計管理、さらには週末の過ごし方に至るまで、夫が妻に相談する前に母親へ伺いを立て、母親の決定に妻を従わせようとする強要が繰り返されます。家庭という独立した空間に第三者が土足で踏み込み続ける状況は、妻にとって深刻な孤立と精神的疲労をもたらします。