さらに見逃せないのが、健康意識の高い若い世代やZ世代による需要のシフトだ。油分や生クリームをたっぷりと使う従来のイメージとは異なり、本格的なインド料理、特に南インド料理やベジタリアン料理(ヘルシーな豆や野菜を中心とした料理)は、非常にギルトフリー(罪悪感のない)な食事として評価されている。
小麦粉(グルテン)を使用せず、ターメリックやチリ、カルダモンといった薬効の高いスパイスを惜しみなく使う調理法は、腸内環境を整え、代謝を高めるコンディショニングフードとして浸透した。ただ美味しいだけでなく、「食べた後に体が重くならない」「元気が出る」という体感が、リピート率の高さを後押ししている。