オープニングを飾る「ガンバのうた」は、一度聴いたら脳裏から離れない。手がけたのは、昭和の劇伴界に君臨した巨匠・山下毅雄だ。ジャズのグルーヴと歌謡曲のキャッチーさを融合させ、独特のスキャットや口笛を織り交ぜる「ヤマタケ節」は、この曲でひとつの頂点を迎えた。河原裕昌の力強くも哀愁を帯びた歌声が、未知なる大海原へと漕ぎ出すネズミたちの決意を力強く牽引する。
対照的に、エンディング曲「冒険者たちのバラード」が放つ静謐な美しさはどうだろう。山口洋子の詩的なリリックにすぎうらよしひろの切ないハスキーボイスが重なり、夕暮れの波間に消えゆく命の儚さを描き出す。激動のオープニングと、祈りにも似たエンディング。この鮮烈なコントラストこそが、楽曲を不朽の名作へと昇華させた決定打だった。