長年にわたりおしどり夫婦、あるいは互いの領域を侵さない独特の夫婦関係として知られていた二人だったが、2019年5月に40年近く続いた結婚生活に終止符が打たれた。芸能界史上でも類を見ない熟年離婚のニュースは、日本のみならず海外メディアでも報じられる大波紋を呼んだ。
特に注目を集めたのが、膨大な「財産分与」の行方である。一部報道では「100億円を超える資産の大半を妻に譲渡した」と伝えられ、世間を驚愕させた。実際の分与額や不動産の権利移動についての詳細は諸説あるものの、ビートたけし本人が「世田谷の一軒家と車数台を残して大半の資産を手放した」と語るほど、異例の条件で合意が形成されたことは事実である。これは、長年の内助の功に対する最大の敬意であり、オフィス北野の設立以来、事務所と家庭の財産を実質的に所有・管理してきた幹子の権限の大きさを物語る結末であった。