今回の調査を主導したのは、海洋探査スタートアップと大学の共同プロジェクトだ。彼らが投入した自律型水中ドローン(AUV)は、泥の中に埋もれた物体を透過して可視化する「サブボトム・プロファイラー」を搭載している。これまで激しい潮流に阻まれ、誰も立ち入ることができなかった難所に、ついにメスが入った。
解析データが示したのは、海底約40メートルの泥炭層に埋もれた、全長約20メートルの平底船らしき構造物だ。周囲には当時の武具や陶磁器とみられる反応が散乱しており、局所的に極めて強い「非鉄金属」のシグナルが確認されたという。これが歴史の闇に消えた「宝剣」の一部ではないかと、専門家の間で緊張が走っている。