ジャニーズのコンサートにおける「リフター(Lifter)」とは、ステージや花道、外周通路の一部に組み込まれた垂直昇降型の単管・油圧式ステージ機構を指します。メインステージから離れたスタンド席の観客に対し、メンバーを物理的に高い位置まで持ち上げることで、目線の高さを合わせてコミュニケーションを図る目的で設計されています。
ライブ演出の歴史において、アリーナやドームの巨大化に伴い「遠くのファンにも近くへ行きたい」というアイドルの想いを具現化するため、ジャニーズライブ演出装置は独自の進化を遂げてきました。その中で、ファンが混同しやすいのが「トロッコ」や「クレーン(高所作業車タイプ)」との違いです。
トロッコが「流れていくメンバーを一瞬見送る」体験であるのに対し、リフターは「メンバーが目の前に留まり、バラードやサビをじっくり歌い上げる」体験を提供します。この滞在時間の長さこそが、リフターが多くの観客から熱烈に支持される最大の要因です。