近年、テーマパーク・ホテル業界では、宿泊施設からパークまでのシームレスな移動体験が顧客満足度を大きく左右する要因として重要視されている。パーク隣接型のラグジュアリーホテルとは異なり、少し離れた新浦安地区に位置するバリュー型ホテルでは、二次交通の円滑さが滞在の質を決定づけるためだ。
東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドも、このアクセス環境の整備に力を注ぐ。同社は、パーク周辺道路の交通渋滞データや宿泊客の行動パターンを分析し、時間帯ごとの増発運行やバリアフリー構造の車両導入を推進してきた。限られた敷地と道路網のなかで、膨大な数のゲストを遅延なくパーク入り口へ送迎するロジスティクスは、国内テーマパーク施策の模範とされている。