もし施術後にシミが濃くなってしまった場合、最も避けるべき禁忌行動は「焦って別のクリニックに行き、すぐにレーザーを再照射すること」です。メラノサイトが興奮状態にある患部に追撃でレーザーを打てば、白斑や難治性色素沈着を不可逆的に悪化させるだけです。
正しいレーザー後に濃くなった対処法の手順は以下の通りです。
- 摩擦と紫外線の完全遮断:患部を絶対にこすらず、SPF50+/PA++++の日焼け止めを徹底塗布し、物理的な遮光を行う。
- 内服薬によるメラニン生成抑制:トラネキサム酸、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンEを処方通りに継続服用し、内側からメラノサイトの活性を鎮静化させる。
- 美白外用薬の適切な併用:炎症が落ち着いた段階で、ハイドロキノン(メラニン合成阻害剤)やトレチノイン(ターンオーバー促進剤)を医師の指導下で塗布する。
- 3ヶ月ごとの定点観察:半年間は保存的療法に徹し、肌のターンオーバーによる自然排出を待つ。