新型コロナの最も顕著な特徴は、年代別による致死率の著しい二極化です。厚生労働省の公開データや自治体の集計をもとに年代別の致死傾向を整理すると、世代間における明確なリスクの勾配が浮き彫りになります。
10代から40代までの若年・壮年層における致死率は0.001%以下(数万人に1人程度)であり、重症化する例自体が極めて稀です。50代でも0.01%前後に留まり、基礎疾患がなければ風邪や軽度のインフルエンザと大差ない経過をたどることがほとんどです。
その一方で、70代では約0.2%〜0.5%、80代以上では1%〜2%を超える致死率が報告されています。若年層と比べると数百倍に達する計算です。高齢者の場合、ウイルスそのものによる急性肺炎だけでなく、感染をきっかけとした心不全の悪化、持病の増悪、あるいは誤嚥性肺炎の併発といった「二次的な要因」で命を落とすケースが主流を占めています。