選手たちが日々の鍛錬を積む練習グラウンドの所在地は、福岡県糸島市志摩に位置する専用グラウンド(志摩グラウンド)です。玄界灘の豊かな自然に囲まれたこの施設は、両翼約100メートル・中堅約122メートルの本格的な野球場に加え、雨天練習場やウェイトトレーニングルーム、クラブハウスを完備。都市圏の喧騒から離れ、野球に没頭できる最高水準のトレーニング環境が整えられています。
選手の1日のスケジュールは、単に野球だけをしていればよいというものではありません。朝は西部ガスの本社や各事業所に出社し、エネルギー供給や顧客対応、総務・営業といった社業に従事。午後から専用グラウンドや移動用バスで練習拠点へ向かい、濃密な全体練習と個人メニューを消化します。社業と競技を両立する「デュアルキャリア」の実践は、選手たちにビジネスパーソンとしての高い規律をもたらしています。
また、ネット上で関心が寄せられる待遇・年収面についても取材を進めると、西部ガスは九州を代表するインフラ企業であるため、一般的な都市ガス事業者の正社員給与体系に準拠しています。20代前半の若手選手であれば年収350万〜450万円前後、中堅になれば500万円以上に加え、各種競技手当や遠征時の日当などが手厚く支給されます。競技引退後も社内でキャリアを築ける安定基盤があるからこそ、選手たちは将来への過度な不安を抱えることなく白球を追い続けることができるのです。