ネットコミュニティやSNS上で定期的に発掘されては数万件の「いいね」を集めるのが、1970年代前半、志村けんさんが20代前半だった頃の写真です。ウェーブがかった肩口まで届く長髪に、鋭く通った鼻筋、精悍な眼差し――現代のロックバンドのフロントマンや実力派若手俳優を彷彿とさせる佇まいに、リアルタイムのドリフ世代のみならず、Z世代の若者からも感嘆の声が寄せられています。
当時のポートレートやテレビ出演初期のアーカイブ映像を検証すると、痩身でスタイリッシュなプロポーションが際立ちます。コメディアンとして認知される前の彼は、純粋な若手ミュージシャン・タレントとしてのオーラを放っていました。道化を演じる前の「素の志村康徳(本名)」が持っていた天性のスター性と美意識が、半世紀の時を経て再発見されていると言えます。