沖縄政界を語る上で不可欠なフレームワークが「オール沖縄」の動向だ。翁長雄志前知事の遺志を継ぐ玉城デニー知事を擁立したこの勢力において、瑞慶覧氏もまた重要なキーパーソンの一人として存在感を放ってきた。
しかし、政局の変遷とともに「オール沖縄」内部の力学も絶えず変化している。革新勢力と保守中道層の連携と揶揄されることもある同陣営において、瑞慶覧長敏氏はブレない理念を提示しつつ、玉城デニー県政を時には支え、時には独自の視点から直言を与える稀有な立場を保持してきた。その政治的ディスタンスこそが、彼の独自性を際立たせている。